はじめに
32歳初産で、出生前診断やトリソミーのことが不安になり、NIPTとコンバインド検査で悩みました。
これは、答えが出せないままコンバインド検査を受けた私の体験談です。
「陽性だったらどうするか決めてから受けた方がいい」
NIPTについて調べるたびに、何度もその言葉を見ました。
でも私は、何度考えても決められなかった。
もしトリソミーだったら。
中絶するのか。
産むのか。
考えて、考えて、答えが出なくて、
泣いた夜もありました😢
同じように迷っている人がいたら、あの頃の私みたいに、一人で抱え込まないでほしい。
そんな気持ちで書いています。
妊活中から、ぼんやり不安があった
妊娠したのは32歳のとき。初めての妊娠でした🌱
世間的に「高齢出産」とされる35歳にはまだ届かない年齢だけど、
年齢とともにリスクが少しずつ上がることを知っていて、
妊活を始めたころからずっと頭の片隅にあって。
「いつかちゃんと調べよう」
「妊娠したら考えよう」
検査薬が陽性になった瞬間は、素直に嬉しかった🥹
ずっと待ち望んでいた瞬間だったから。
でもその後、産婦人科の初診で出生前診断の案内をもらって。
「受けたほうがいいのかな…」
考え始めたら、止まらなくなりました。
考えれば考えるほど、不安がどんどん大きくなっていって。
つわりの中で、出生前診断を調べ続けた
妊娠6週ごろから、重い吐きつわりが始まりました😭
起き上がるのもしんどくて、病院に行くだけでくたくた。
食べられるものもほぼなくて、毎日がしんどかった。
それでも——スマホを手に取ると、出生前診断のことを調べていました。
体は限界なのに、頭だけがぐるぐると動いていた。
NIPTのこと、コンバインド検査のこと、クアトロ検査のこと。
精度の違い、費用の違い、受けられる週数の違い。
調べれば調べるほど情報は増えるのに、
気持ちの整理はちっともつかなかった。
「陽性だったらどうするか決めてから」──その言葉が刺さった
NIPTを調べていると、必ずといっていいほど目にする言葉がありました。
「陽性だったらどうするか決めてから受けるべき」
産婦人科の情報サイトにも、ブログにも、SNSにも。
みんながそう書いていた。
理屈はわかる。
覚悟を持って受けることが大切、という意味だと思う。
でも私には、どうしてもその答えが出せなかった。
もし染色体異常があったら、産む? 産まない?
流産を経験したことがある私にとって、
「中絶」という言葉を頭に浮かべることだけで、胸が痛くて。
あの悲しみを、また……と思うと、想像するだけで苦しくなる。
でも一方で、もし何か病気や特性があった時、
自分はちゃんと向き合えるのか、という不安もあって。
親になる責任の重さを、妊娠して初めてリアルに感じていた。
どちらの気持ちも本物で、どちらかを選べなくて、
泣きながらスマホを閉じた夜が何度もありました。
夫に話した夜のこと
ある夜、夫にぽつりと打ち明けました。
「出生前診断、どうしようかな。
受けたいとは思ってるんだけど、
陽性だったらどうするか決めてから受けるべきって書いてあって……
でも何度考えても決められないんだよね」
夫はしばらく考えてから、こう言ってくれました。
「結果が出てから、一緒に考えればいいんじゃない?」
優しい言葉でした。
私を楽にしようとしてくれているのが伝わった。
でも正直、そのときの私には少し届かなかった。
「そうじゃなくて……
今この苦しい気持ちを、どうしたらいいんだろう」
答えが欲しいんじゃなくて。
この気持ちの置きどころが、わからなかったんだと思います。
NIPTではなく、コンバインド検査を選んだ理由
悩んでいるうちに、週数だけがどんどん進んでいきました。
気づいたら13週になっていた。
NIPTはまだ受けられる週数だったけど、
私はコンバインド検査を選ぶことにしました✨
理由はいくつかあって。
まず、コンバインド検査は染色体異常のリスクだけじゃなく、
赤ちゃんの体の発達も同時に見てもらえること。
心臓の動きや体の形を、時間をかけてエコーで確認してもらえる。
「ちゃんと赤ちゃんを見てもらいたい」という気持ちが強かった。
それに、妊婦健診のエコーって意外と短いじゃないですか。
もちろん先生はしっかり見てくれているんだけど、
「もっとゆっくり見たい」「夫にも一緒に見せたい」
って気持ちがずっとあって。
コンバインド検査なら夫も同席できる。
それが私には、すごく大事だった。
検査当日。13w6d、ギリギリの週数で
検査を受けたのは13週6日。ほんとにギリギリでした😅
料金は88,000円。安くはないけど、夫婦で「ここにお金をかけよう」と決めました。
平日の昼間だったので、夫は仕事を抜けて駆けつけてくれました。
それだけで、なんだかもう少し頑張れる気がした🥹
院長先生がお昼休みの時間に対応してくれて、
クリニックはきれいで静かな雰囲気。
当日の流れはこんな感じでした👇
①受付
②トリソミーやコンバインド検査について詳しい説明
③エコー(赤ちゃんの様子を確認)
④血液検査
⑤終了
説明がしっかりあるから、「これから何をするのか」がわかって安心できました。
待合室には他にも数組の夫婦がいたんだけど、
誰も話していなかった。
みんな同じように、いろんな思いを抱えて来ているのかなと思った。
エコーで見た、小さな命のこと
エコーは20分近くかけてじっくり見てもらいました🥹
心臓が動いていた。
血流が見えた。
画面を見た瞬間、なんだかふっと力が抜けて。
3Dエコーで映し出されたその子の顔は、
13週なのに、ちゃんと赤ちゃんの形をしていて——
かわいい、と思った。
素直に、そう思った。
隣で夫がずっと画面を見ている姿が目に入りました。
真剣な顔で、食い入るように見ていた。
「ああ、良かった」
一緒に来てもらえて、良かった。
この子を、ふたりで見られて、良かった。

結果を聞いて
検査の結果、染色体異常の確率は極めて低いと言われました。
「安心していいですよ」
その言葉に、本当にほっとしました。
もし確率が高かったら、羊水検査に進んでいたと思う。
それからまた、夫と長い時間をかけて話し合っていたと思う。
その先のことは、今でも正直わかりません。
あのとき「こうする」と決めることは、やっぱりできなかった。
でも今は、あの苦しかった時間も、
必要なものだったんじゃないかな、と思えています。
おわりに
私にとってコンバインド検査は、ただ結果を知るためだけじゃなく、
夫婦で赤ちゃんと向き合う時間でもありました。
費用は【88,000円】。決して安くはないけれど、
あの時間と安心感は、私たちにとって必要なものでした。
ーーー
出生前診断を受ける人も、受けない人も。
結果をどう受け止めるかも、きっと人それぞれです。
「陽性だったらどうするか決めてから受けるべき」
この言葉は、きっと正しいアドバイスなんだと思う。
でも——決められない人がいても、いいと思う。
実際に妊娠してみて思ったのは、お母さんたちは本当にすごいということ。
受ける人も、受けない人も、きっと赤ちゃんのことを思って悩んでいる。
あの頃の私も、答えは出せなかったけれど、一生懸命親になろうとしていたんだと思います。
深夜にひとりで画面を見ているあなたへ。
悩んでいること、苦しいこと、ちゃんと伝わっています。
どうか、自分を責めないでいてほしいな、と思います🌱
※この記事は個人の体験談です。検査の詳細や判断については、かかりつけの医師にご相談ください。
